生まれて初めて見た白塗りメイクの人間はおそらく志村けんさん。いしのようこさんと一緒にコントをしているイメージが強い。
私は全員集合!やとドリフ大爆笑の世代ではないし、熱心に追いかけていたファンという訳ではないけれど、一年に何度か必ず2時間程?のコント番組をず〜〜〜っとされていたのを見て、
「あ、今日はバカ殿か。この前はだいじょぶだぁやったな」
と、いつも思ってたし、全てを見ていた訳ではないけど、全く見ないという事もこれまた無かった。日常に溶け込んでいたのかもしれない。
千鳥大吾が話していたらしいけど、お笑いをゼロから教えてくれる芸人は志村けんとの事。ものすごく良く分かる。小学生の私の姪っ子達が爆笑できる笑いとはまさしくこの事だ。それでいて70代の世代にもウケまくる。とんでもない。
よく見てみると、同じような事をやっていてそうで、新たな試みというか、技術の進歩を利用したコントもやっている。オバケだ。
音楽的造詣も深く、リズム感の良さも端々に感じられる。あの吉井和哉氏も言っているのだから間違いない。志村けんのワァーオ!は国宝なのだ。
そんな方がお亡くなりになられて2日経つが、まだ信じられない。遠い存在なのに身近に感じていた偉人が居なくなったとは思えない。
我々に多大な影響を与えてくれた志村けんさんのご冥福をお祈りします。