soundandvisionのブログ

日々思う事。

今年の出来事で書けなかった事を書きます。

今年の8月に約6年程飼っていたチョコ(オス猫)が亡くなった。享年18歳だった。

 

兄が一人暮らしの家で飼っていて、とある事情で飼えなくなってしまい、うちで引き取って飼う事になったのだ。

どちらかというと犬派な我が家では、猫の飼い方に慣れている訳でない。野良猫だった猫を飼っていた事もあったが、それも数年だったし、なにより0歳から猫を育てて飼った事は一度もなかった。でもやはり動物好きな我が家ではそれはそれは多大なる愛情を持って一緒に過ごしてきた。

 

チョコは経歴(?)を見てみるとかわいそうな猫だ。13歳ほどで約400キロ離れた見知らぬ家庭に引き渡され、そこでまた生活を始めなければならなかった。はじめの頃はオドオドして、主な世話をする母親に飛びかかって噛み付いたりと、ホントに大変だった。が、月日が経過すると安心したのか、我々は危害を加える人間ではないと認識してくれたようで、すんなり慣れてくれた。こうなってくると人間はイチコロで、犬派だとか言ってたのに全く関係ないただの猫好きになってしまっていた。

 

動物は何も言わず、言葉を発さないのに、人間に色んな事を教えてくれるし、与えてくれる。人間は確かに世話をしている事には違いないのだけれど、最終的にはありがとう、と思う。

最期は、一晩だけ辛い状態か続き、家族全員が家にいる時にみんなに見守られながら天国へと旅立っていった。賢いやつだ。

その日からチョコが居た当たり前の日常が無くなった。

 

職場の方と話していたのだが、なぜ亡くなってしまった時のその瞬間がずっと心に残ってしまうのだろうか‥明らかに幸せに暮らしていた日々の時間が長いはずなのに。なぜなのだろう。物凄く楽しかった瞬間よりも、亡くなる瞬間の方が鮮明に覚えているというか‥

 

しばらく経ったが、何度か夢に出てきてくれた。年越し直前にもだ。

 

兄も、自分が飼い続けているよりも、こっちで一緒に暮らせてチョコは幸せやったと思うと言っていた。

チョコに聞く事は出来ないけれど、次にチョコが生まれ変わって、この世に生を受ける事があった時、「猫にだけは生まれ変わりたく無い!」と思ってくれなければいいな〜。

 

天国で色んなとこにおしっこ垂れて無い事を祈ります。ありがとう。またいつか。